愛犬に野菜は本当に必要ないの?
穀類をはじめ、野菜などに含まれている食物繊維は犬の健康にとって悪影響を及ぼすということが一般常識になりつつありますが、果たしてそうでしょうか。
犬は肉食動物に近い雑食動物なため、腸の長さが短く繊維を消化するよう作られていません。
したがって、野菜などの消化効率が悪いのは事実です。しかし、最近の研究では食物繊維が犬の腸管の健康に貢献していることが分かってきました。
また、安価なドッグフードは大量に含まれる穀物だけが問題視されがちですが、それに含まれている残量農薬や遺伝子組み換えなどのリスクもあります。
確かに肉だけ与えたほうが良いという主張もありますが、何事も適度な量でバランス良く与えることが大切だと思います。
安価なドッグフードは確かにおすすめしませんが、野菜の中にはイモ類など低アレルギー性の食材もあるので、適度に含まれている安全なオーガニック素材を利用したドッグフードであれば、愛犬にとってデメリットばかりではないでしょう。
食物繊維のメリット
1.食物繊維は消化されない分、糞の量が増え、腸を刺激するために便秘の予防となる |
2.食物繊維は消化されない分、胃の中に長時間停滞し、腹持ちが良くなる |
3.適度な食物繊維の量は、小腸内の腸内細菌のバランスを維持してくれる |
野菜を与える時の注意点
与えないほうが良い野菜
野菜に含まれているアルカロイドは犬にとって毒性を示すことがあるので、大量摂取は控えたほうが無難でしょう。
・ユリ科(ネギ、ニラ、ニンニク、タマネギ、アスパラガス、らっきょう) |
・ナス科(ナス、ジャガイモ、ピーマン、ハバネロ) |
・マメ科(いんげん豆) |
野菜を控えたほうが良いケース
野菜や果物はアルカリ性食品なので、アルカリ性ミネラルが多く含まれています。未だ報告はされていませんが、アルカリ性尿石症の治療をしている愛犬には摂取を控えたほうが良いでしょう。
肉類を一切使用しないベジタブルドッグフード
ドッグフードには、安価な商品が代表されるように「レンタリング」と言われる病死や事故死した家畜や動物、安楽死された犬猫などが肉骨粉や副産物として使用されていることがあります。
また、抗生物質や成長ホルモンなどで飼育された家畜を原料としたドックフードは、アレルギーをもたらす一因となっています。
しかし、企業側も大々的に表示しないので、飼い主にとって安全なドックフード選びを難しくさせています。
こういった、不安から動物由来の原料を一切使用せずに作られたベジタリアンドッグフードを好んで与えている飼い主さんもたくさんいらっしゃいます。
ベジタリアンドッグフードの特徴は、添加物や保存料を使用しない原料を使用し肉類無しでも十分な栄養素を豊富に摂取できる安心・安全なドックフードです。
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